緩和医療
死学」安らかな終末を、緩和医療のすすめ》という本をよみました。弱虫で苦痛は苦手ですから、もし癌で死ぬとわかればやっぱり痛みの少ない緩和医療をしてもらいたいと思います。延命治療が家族に負担をかけるなら、やっぱりそれはやめてほしいと思います。
日本ホスピス緩和ケア協会のホームページから自宅近くで緩和ケアをしてくれる医療機関を探しておくと安心です。
今の日本で安らかな終末を迎えるためにはどうしたらいいか?
その答えは、
1.病気への正しい理解
2.がん告知、終末期に対するシュミレーション
3.緩和医療をうけること
4.延命治療を拒否すること
延命治療拒否願というのがありましたので、コピーしておきますね。
延命治療拒否願 主治医○○様 私spoonと家族代表△△は死期が迫った際に延命治療を拒否します。
●延命治療に属する選択肢の各項目については
A 人工呼吸器の装着 絶対にしないでください・してください
B 心臓マッサージ 絶対にしないでください・してください
C カウンターショック(電気的除細動) 絶対にしないでください・してください
D 蘇生薬(ボスミン・硫酸アトロピン等)絶対に使用しないでください・使用してください
E 昇圧剤(ドパミン・ドブタミン等)絶対に使用しないでください・使用してください
F 高カロリー輸液 死期が迫ったらしないでください・してください
G 点滴 死期が迫ったら減量中止可・最後までしてください
H 輸血 症状を緩和する場合以外は不要・してください
の方針でよろしくお願いします。
しかし希望は変わることもありますので、可能な限りご相談ください。
また、変更点があればこちらからご相談させていただきます。
これ以外の事項については別にご相談ください。
私の希望は治療が望めない場合には、穏やかに、苦痛なく、
闘病期間をできるだけ短くしていただきたいです。
可能な限りの「緩和医療の施行」も重ねてお願い申し上げます。
お忙しいところ申し訳ありませんが、よろしくご考慮のほどお願いいたします。
××年××月××日
明確な意思表示の文例
医療者の方々へ
いつも私の治療および看護に全力を尽くしていただいて大変ありがとうございます。さて、私ことspoonがひとたび呼吸不全になり、苦痛の除去が困難となりましたら、あらゆる手段を用いて結構ですので、どうか私の苦しみを可能な限り取り除いてください。そのために使用する薬等のためにたとえ寿命を縮めることになったとしても、私およびその家族はその責を無論問いませんし、むしろその選択に多大なる感謝を表する次第です。また、人口呼吸器の装着は希望いたしません。どうか苦痛がないように、最後までよろしくお願いいたします。××年××月××日
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コメント
非常に興味?と言うか感心が大です。
印刷して 例の会で皆さんにも配り用意を勧めて
楽にしてもらいましょう。
投稿: ヤブチャン | 2007年5月30日 (水) 09時27分
はい、ぜひ皆さんで一度お読みください。近くではガラシア病院で緩和医療が受けられるとか。
投稿: | 2007年5月30日 (水) 21時35分
私は外科医をしているものです。外科医の中で緩和医療まで大切に、と思っている人はなかなかいませんヨ。でも、偉そうに最期までその患者を一番診たつもりでいてるのが手術をした外科医。。「自己満足の世界」で手術をするな! 意味分かっていただけますか?
投稿: やっさん | 2007年6月 1日 (金) 01時08分
大変なお仕事ご苦労様です。私も一度盲腸だといわれておなかを開いたら、盲腸はきれいです、ちょっとまってください、婦人科の先生を呼んできますからといわれた経験がありました。
投稿: | 2007年6月18日 (月) 06時32分