ラジオ
こんなにラジオばかり聞いていたのは初めてでした。
上を向いて目を冷やし、耳にヘッドホンをつけての1週間。
持っていったのは乾電池2本入りのAMラジオ。
ニュースあり、音楽あり、落語あり、もちろんラジオ体操あり。
あらためて気がついたこともありました。
まず、皆さんからのお便りというのがハガキだけではないのです。
FAX、パソコン、携帯電話、webの掲示板。
放送もインターネットにのせられて世界中に流れています。
全世界に散らばっている日本人や、日本語を学んでいる人から
寄せられたお話を、日本の病院のベッドで聞くことができる、
とっても新鮮でした。ふーん、アフリカの公園では大きな木が
なくて、涼めないので、昼間は誰もいないけど、夜になれば
沢山の人が集まってきて、ベンチに腰かけるなんて、
聞いてみればなるほどです。
育児の悩みについて番組にはがきを出して番組で取り上げられると、
それについての解決策などみなさんから掲示板に書き込まれ、
また番組で話合われる。電話で相談者に伝えられたり。
次に、テレビならテロップで流れる情報が番組を中断しておこなわれること。
素敵なピアノ曲が始まると耳をすませば「ここで交通情報です」。
交通情報が終われば曲は終わっておりました。
「仏陀の弟子にはこんな人がいて、こんな人もいて、
でも私がすきなのは・・・」うん、だれだれ?と耳をすませば
「ここで地震情報です。」情報が終わればそのお話はおわっておりました。
聖徳太子ではない身としては2つの音声を流されても両方の情報を
聞き取れないとおもうので仕方ないのですけれど。
朝は6時半に人気のないフロアにいって、ヘッドホンコードを長くして
一人ラジオ体操してました。病院でラジオ体操なんて、
ちょっとミスマッチ、でもそれができてしまうのはラジオ!です。
観光情報や料理番組など、テレビだけでなく、ラジオでも
結構楽しめるというのは新鮮でした。
聞いただけではわかりにくい言葉はこういう漢字と
説明してくださるのもラジオならではで、理解しやすかったです。
テレビの料理番組で駄洒落ばかりいっていたアナウンサーが
まじめな声で番組の司会をしていたりしてああ、この声と
顔まで浮かんできます。
テレビの子ども番組の歌のお姉さんだったひとが
きれいな声でしゃべっていたり。楽しかったラジオ漬けの1週間でした。
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コメント
私の母も入院中はずっとラジオを聞いていました。と言っても、母の場合は、短波放送なんですけどね。
胆石の入院だったので、TVを見る事も可能だったんだけど、何となくずっとラジオの生活だったようです。声だけのほうが、いろいろ想像力を駆り立てられて楽しいかったと言っていました。
今の時代、情報があふれすぎているので、ラジオってある意味本当に新鮮ですよね。
投稿: 魔子Dr. | 2008年5月 9日 (金) 11時36分
はい、赤毛のアンじゃないけど、
想像の余地があるっていうのはいいですよね。
それにラジオなら目が疲れない!
日々パソコンに向かうことが多い人には
ありがたいです。
そういえば市民病院は電子カルテ導入とかで、
すべての先生が診断したらすぐにパソコンにむかって
入力していました。検査結果などもすぐに
みることができるみたいで、
迅速な治療ができるみたいでした。
投稿: | 2008年5月11日 (日) 12時11分