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2008年12月 7日 (日)

「おくりびと」みてきました

日曜日のあさ早く電車に乗って梅田まで映画「おくりびと」を見に行ってきました。
先月も喪主の妻の立場で旅立つ人を見送り、
来る新年の始めには初めての遺言書を書いてみようと思っている今、
どうしてもこの映画を見ておきたかったのです。

主人と二人なら梅田の映画館にも何度か足を運びましたが、
一人でみる映画はたいてい、近場の映画館で済ませていました。
ネットで調べて9時40分開演ということでしたので、早めに出発。
しばらく待って一番乗りで席に着きました。

暗くなるまでに数えたところではカップルが5組、女性のペアが1組、
男性一人、女性は私を含めて2人、合計15名でした。
その後も少しざわざわしていたので、遅れて入ってきた人もいたようでしたが、
日曜日は朝一番の人ではこんなものでしょうか。

映画は全体にチェロの哀愁を帯びた旋律が流れました。
主人公は元オーケストラのチェロ奏者だったという設定です。
人間の死は人生の終りではなく、あちらに旅立つための門をくぐるのだ
という言葉が印象的でした。
向こうでまたお会いしましょうねといいながらお見送りしていると。

映画では消毒液で拭き清めて、お化粧し、衣装を着せて
お棺にいれる様子が何度も映っていました。
先月の我が家の葬儀では、湯かんという儀式があって、
親族が桶と柄杓をもって遺体に水をかけたあと、
専門家の人が指の間まできれいに洗ってくださり、
頭もシャンプーとリンスをしてくださって、お顔もそってくださっていました。

ただ、衣装に着替えてお棺にいれるところは
専門の男女のペアがしてくださって、遺族は部屋の外で待っていました。
あの人たちのことを納棺士というのでしょう。

遺言には燃えてなくなる棺桶や衣装やお布団などは
豪華なものはいらないと書いておこうかな。

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