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2010年5月28日 (金)

歩く・なら

2718 金曜日は朝8時に自宅を出発。畑によってみずやりしてから、千里中央へ。地下鉄で難波に出て、近鉄新大宮の駅で降りました。朝からひんやりして絶好のウォーキング日和。事前に「歩く・なら」のサイトで調べていたコースは平城宮跡の北を歩く佐紀路コース。駅を降りて、帽子をかぶり、万歩計をつけていざ、っとそのまえに駅前のスーパーでお 弁当とお茶を買いました。平城宮跡では帽子とお茶は必需品。何もないだだっぴろいところを歩くのだと聞いていました。最初の目的地は法華寺。拝観料を払って、本殿のありがたーい仏像などを拝観し、名勝庭園や華楽園 、光明皇后が難病者のために作ったという立派な蒸し風呂の建物、18世紀の庄屋の建物を月ヶ瀬から運んだという光月亭などじっくり拝見しました。

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地図の通りに歩いていたら、自衛隊があってびっくり。その右側にウワナベ古墳、左にコナベ古墳がありました。どちらもなみなみと水をたたえてとっても気持ちのいい場所でした。ベンチなどないのが残念。というか、地元の人はそこに古墳がある風景は当たり前で、そのまえでせっせと田植えの準備です。それにしても今でこそ航空写真で前方後円墳などとわかりますが、近くでみるとどこが丸でどこが四角だか。こんな大きな古墳をどうやって正確に作ったのかとっても不思議です。仁徳天皇の皇后である「いわのひめのみこと」の古墳では大きな木の根元の木陰にあった切り株に腰を下ろしてしばし休憩。カキツバタやハスの花をめでながら荷物を軽くしました。人はだれもいず、すぐそこから天平人が歩いてくるような雰囲気です。風がひんやりとしてとても気持ちのいい場所でした。

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古墳群の静かな空間を抜けると今度は沢山の人でごったがやしている平城宮跡に入りました。まずは遺構展示館でビデオや展示物をみたあと、実際の土に柱のあとがあいている遺構を見学。ここは入場無料でなんだか得した気分です。復元された役所の様子など見学しているとなんとデジカメがまさかの電池切れ。残りは携帯の写真です。

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北から南まで歩き、朱雀門をくぐりまた北の大極殿を目指しました。思ったより屋根のある休憩所やベンチなどたくさんありました。大極殿では高見倉など見学し、出てきたらちょうど衛士隊の再現が行われていました。門を守る兵士の交代の儀式のようです。遠く離れたバッキンガム宮殿の儀式に似ているような。平城宮跡資料館に入って見学。トイレなども並んでなくてどこもすっきりしていました。

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垂仁天皇の皇后である「ひばすひめのみこと」陵をめざしたのですが、この道がもう普通の集落の家と家の間の細い道なのです。一応地元の方に尋ねて間違いないということなので、そのまま歩いているとどうやらたどりつけました。神功皇后陵にいくのも小さな裏門から入るとなってるのですけれど、あまりに小さくて見過ごしてしまいました。都会の公園のように標識などないので解りにくいです。この後、秋篠寺に向かう途中の平城駅の前にいく道も、高校生に聞きながらとっても細い道を通りました。苔むした木立の下は、人も通らず日常から切り離されたひんやりと心地の良い場所でした。時間がなかったのでここからは急ぎ足で、人もすれ違えないほどの細い石畳の道をとおり、西大寺の境内を通って、電車に乗りました。一日で23000歩。いい運動になりました。

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コメント

なかなか充実した一日ですね。
その日は確かちょっと肌寒かったけど、歩いていたらぽかぽかだったでしょうね。
奈良は遠足でよく行ったけど、大人になってからはなかなか行かないですね。
今年は、平城京遷都1300年でイベントもいっぱいだから行ってみたいな。

投稿: 魔子Dr. | 2010年5月29日 (土) 11時10分

はい、風がひんやりとして
歩くにはとても快適でした。
奈良ってほんとに足が向かないのですけれど、
今年はみなさん一度はいかれるかもしれませんね。

投稿: | 2010年5月29日 (土) 17時53分

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