久々一気読み
水曜日に図書館で宮尾登美子の「錦」という本を借りて、木曜日に一気に読んでしまいました。年とってきて集中力がなくなってきたからか、1冊の本を1日で読み通すことが珍しくなりました。
もともと本を読むのはそんなに早くありませんが、昨日は5時の夕食のあとのながーい夜を、すべて読書時間にあてることができました。
宮尾登美子の作品は、以前に新聞にクレオパトラが掲載されていたときには、楽しみにして読んでいました。
今回の錦というのは瀧村平蔵という明治の人で帯の新しい織り方を考案したり、正倉院の錦を復元したりした人が主人公でした。
日本女性のほとんどがまだ正装というと和服をきていた戦後のころは、瀧村帯というのは女性のあこがれだったそうですが、とても高級品だったらしく、私にはまったく縁がなくて、その名前もしりませんでした。
いまでもネットで帯やバッグなどの通信販売をしている
由緒正しい会社の創業者でもあるそうです。
会社の沿革をみてみると皇室関係の織物もつくっておられ、
最近では上野天神祭鍛冶町月鉾前幕「白象に唐子図」もつくられたとか。
また一つしらない世界をのぞくことができました。
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