村岡花子
2008年6月に出版された、村岡恵理著「アンのゆりかご」を読みました。NHKの朝ドラ「花子とアン」の原作本です。
私と村岡花子との出会いは50年前。小学生の頃、買ってもらった分厚い本(世界少年少女文学全集かな)の中の一冊。バーネット原作、村岡花子訳の小公子、小公女、秘密の花園の3つのお話が収まっていました。中世の王女様の油絵の写真がついていました。(たぶんベラスケスの「ラス・メニーナス」)この絵にも見とれました。いつかはこの本と再会したいと思っています。
ななこさんは村岡花子訳の赤毛アンを読んだそうですが、私は誰の訳で読んだのか覚えていません。徳島に住んでいた時、子供たちがまだ小さくて、テレビでアニメ赤毛のアンの再放送をしていて、毎朝熱心に見ていました。
村岡花子は明治26年生まれだそうですが、「アンのゆりかご」には、上の息子が徳島の幼稚園で毎日読んでもらっては家で物語の続きを話してくれた「エルマーのぼうけん」や、我が家にの本棚にあった「どろんこハリー」の翻訳者渡辺義男が村岡家の児童文庫を手伝ったとか、「熊のプーさん」「ノンちゃん雲に乗る」の石井桃子と一緒に「家庭文庫研究会」を作ったとかのエピソードもでてきました。
昭和40年代に孫の顔をみるため大阪の池田市へ遊びに来たそうですが、私が池田市に住んでいたのは40年代の終わりから50年代の初めにかけてで、ニアミスでさえないのですけれど、朝のドラマを見るのがより楽しみになりました。
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